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ダーツで逃走車を追え?!

Sticky end for car thieves?

映画などで見る激しいカーチェイスでは、対向車や周りのクルマや通行人などが巻き込まれる。八百屋の露店から野菜や果物が転がり…、大きなトラックに満載のミネラルウォーターの大ボトルが飛び散り、水がほとばしる…。確かにそれはスクリーンでは迫力ある映像になる。でも、現実の路上でそんなことがあったら大変だ。誰だって、巻き込まれたくないし、たとえパトカーであっても、ぶっつけられたくない。日本の警察は、追跡によって事故が起きる事に特に気を遣っている。

ところで、年間に600回もの(本物の)カーチェイスを繰り広げている、いわばカーチェイスの「本場」のロサンゼルスでは、交通警察が粘着性の「ダーツ」を使って犯人の逃走車を追跡するテクノロジーを、今テスト中だ。このテクノロジーが採用されれば、一般人や警察官が危険な目に遭うこと無く、逃走車を取り押さえることができる。だから、イギリスの警察も導入を予定しているそうだ。

実際にどういう事か説明しよう。まず、パトカーの警察官が、ハイスピードで逃走する怪しいクルマを見つける。このテクノロジーを備えたパトカーが、賢いダーツをフロント・グリルから発射する。このダーツは、実際はベタベタした素材で包まれたゴルフ・ボール程の大きさのGPS装置のだ。ガスの噴射力で発射されたダーツが逃走車にバシっと張り付くようになっている。的中したら、あまり接近して逃走車を刺激しないようにパトカーは下がってちょっと距離を置く。でも、ダーツの中にあるGPSシステムによって、逃走経路を車内のコンピュータ画面で確認。いつ、どのように捕獲するか作戦を立てる事ができる。

このシステムを開発したのは、ヴァージニア州にあるスター・チェイス社だ。同社のチーフ、マンディ・マコール氏はこう説明している。

「怪しいクルマにGPSのタッグを付けると、警察本部のコンピュータが電波を受信して、今そのクルマがどこを走行しているかをコンピュータの地図上でキャッチできるようなっています。逃走しているクルマのドライバーが、タッグ装着で追跡されていることに気づいても、なかなか外せるものではありませんので、逃げ切ることはほとんど不可能と言えます。」

LAPD、ロサンゼルス警察は、「このシステムが採用されれば、より少ないリスクで高速の逃走車を捕まえられる手段が増える」と語る。LAPDで6ヶ月間のテスト期間を行い、結果が確認されれば、全米の警察でこのテクノロジーが装備される。ところで、イギリスの警察官協会も「より安全に職務を行えるようになるものなら、大歓迎」と言っている。

関係ない人やクルマを巻き込んだり、周辺の物を壊してしまう可能性も高い高速でのカーチェイス。逃げている人以外は、みんながこのシステムを歓迎するだろう。1年半くらい前に,東京の銀座で白昼に宝石店が外国人の泥棒に襲われて、ダイヤのネックレスなど30億円相当の商品が盗まれるという事件を覚えているだろうか? 確か、犯人は予め停めておいたバイクで逃走したんだよね。もし、こういうテクノロジーが使えれば、逃げる犯人のクルマやバイクにGPSを付けて捕まえることが出来たかも知れないね。

 

 

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