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New Car tests

欧州カーオブザイヤーの実力         Fiat Panda driven
新パンダに乗って納得

新型パンダに試乗してみると、スモールカーをずっと主流に据えてきたフィアットは、そのイタリアン・マジックは衰えることがないようだ。古くはセイチェ ント(600)、あるいは国によってはずっとパンダとして親しまれてきたコンパクトカーに変わって、新パンダがついにやって来た。車長、車幅ともに少し ずつ大きくなった新パンダだが、室内スペースがぐっと広くなった。見かけによらず、楽に大きな大人4人が乗れて、トランクの大きさも充分。高さを上げ、 サイドをフラットにしたおかげだ。でも、スタイルを犠牲にしたというわけではないよ。使いやすさとキュートさを兼ね備えている。これは、このクラスにし ては珍しいことだ。

インテリアは、とにかく楽しい。デザインも色の使い方も日本車にできないね。今ほとんどのクルマが採用しているパッケージングを採用。つまり、ダッ シュボードにギアセレクターが配置され、メーター類は見やすく、ガラス部分が大きく広い。このパッケージングが、新パンダを用途の広いシティーカーにし ている。前席がアップライトでドライバーの視点が高く、視界がいいから市街地を走るのにぴったりだし、コンパクト・サイズなのでパーキングもしやすい。 室内には、不満を持つ人もいるかも知れない。部分的にとても質感のいいところと、普通のトリムが一緒だから。でも、シートの素材感や、ボディ・カラー、 シートとトリムのカラーコンビネーションは楽しく、「さすがイタリア!」と思わせる。楽しい気分にしてくれる。こういう細かいところは、女性には特に喜 ばれるだろうね。

とは言っても、ご近所だけを走るためのクルマじゃない。その走りの実力はオープンロードでも証明されている。日本仕様の1.2リットルエンジンだっ て、高速道路を余裕で走ってくれる。風、ロード、エンジンの各ノイズも意外に低い。スムーズで力強い走りとその味があるからこそ、新パンダは市街でも もっとオープンな道でも乗って楽しい、リラックスした相棒になる。60psを発揮する1.2リットルは意外とキビキビ走れる。しかも、燃費もかなりい い。もっともヨーロッパでは、燃費的にはディーゼルが好まれているけどね。日本には?

トランスミッションがちょっと惜しい。5段マニュアルをベースにクラッチ操作を省いた「デュアロジック」と呼ばれるシーケンシャルタイプで、自動変速 モードも付与される。しかしこれに似た他のシステム同様、シフトアップ時に発生するタイムラグや一瞬失速するような動きに違和感を感じた。

乗り心地はソフトで、ちょっとしたコーナーを曲がるときでもロールは大きいが、挙動は安定している。フラット感もあるので、コンパクトカーとしてはバ ランスのよいセッティングといえる。

ステアリングからはもう少しフィードバックが欲しいところだが、充分な重さ。 このクルマが2004年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した理由が、乗ってみると納得できる。さて、10月末に発表される日本COTY賞「10ベ スト」の候補車に選定されるのか?また、その大賞の行方は?

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