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Car Culture

No.002
ドラマ仕立ての広告も楽しいじゃないか

なんだかんだで、僕は今、8カ国の自動車専門誌に記事を寄稿している。だから、海外誌の紙面や広告をいつも見ているんだけど、一般的に言って、やはりアメリカの広告は個性的でよく出来ている。さすが、広告文化の本家だなと思わされることがしばしば。もちろん、国によっていろいろ個性がちがうんだけど、日本のクルマの広告はどちらかと言うと機械的でドライだ。テレビ・コマーシャルだとおかしいのも時々あるけどね。

ところで、前回表彰台に初めて立った報告を書いたんだけど、僕がレースで参戦しているMX-5(ロードスター)にはターボ仕様があって、そのニューバージョンの広告がとても面白くて、個性的だったので、是非紹介したいと思う。

「ミアータに、こんなにワルな双子の弟がいたなんて!」

こんなタイトルで始まる広告は、タイヤスモークを上げるマシーンのスピード感あふれる写真をドカーンとみせつつ、裁判での罪状認否の設定になっている。
日本だったら、クルマと裁判なんてイメージが悪くなるといけないから、ゼッタイにこんな広告は作らないだろうな。では、中身を紹介するね。

「裁判長、私たちマツダスピードは、ミアータの犯行に加担した罪を認めます。マツダスピードは、そのためにあるからです。走りのよさがすでに伝説の域に達しているミアータですが、その双子の弟に、さらに高性能を与え、悪の走りを実現したのですから。でも、それは究極の走りを求めるドライバーのためを思ってのことです。MX-5ミアータ・マツダスピード限定バージョンの功罪をご審議ください。

  • IHI製ターボチャージャー&インタークーラーをつけました。
  • 剛性を向上させるため、ストロークの短い6速ミッションを採用しました。
  • 高性能クラッチを採用しました。
  • サスペンションを改良、地上高を低くしました。スプリングを固くし、ガス式ビルスタイン・ダンパーを採用し、前後のアンチ・ロール・バーも太くしてます。
  • 17インチ・レーシング・ハート・アロイ・ホイール
  • 4輪ディスクブレーキ&ABS

その上、インテリア・パッケージも充実させてしまいました。裁判長。これだけの罪を犯したのですから、ご慈悲は無用です。さらに詳しい告白は、マツダ・アメリカのホームページをお読みになってください!」

裁判がテレビ中継されて、人気番組になる国。石を投げれば弁護士に当たるというほど、弁護士の多い国。肉親でも揉め事は弁護士を通す国民。だからこそ、裁判の場面を設定するっていうアイディアも生きるんだろうね。

僕もこの前、オーストラリアでMX-5ターボ仕様に乗ってきたんだけど、ターボの採用が生み出す走りの快感を思えば、何故もっと前に作ってくれなかったのかな、と考えてしまう。確かにエンジンパワーはそれほど上がっていないが、トルクが33%太くなっているし、しかも一番おいしい低中速ゾーンで自由自在振り回すことげできる。テールが流れたら、そのままスロットルでドリフトをコントロールできるし、何よりも修正しやすい車だね。クラッチは強化されたし、ブレーキ性能も優れているから、スポーツ走行、或はレースには最高の車だと思う。

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